しんた・ろのゲイ的生活日誌

ゲイであるしんた・ろの日常のとりとめのない出来事を記録しています

つつもたせ

三谷幸喜氏映画新作 記憶にございません!を鑑賞してきました。

僕の趣味の一つに映画鑑賞があるのですが、映画館で映画を観るのは週に1本ないし、2・3本観るようにしています(それほどすぐ観たい!と思う作品があるからです)

これが多いのか少ないのかは別として、新作映画は映画館に行って観るしかないもので、気になっていた三谷氏の話題作を観に行きました。

映画は一人で観ており、本編が始まるまでは自分の両サイドの席は一つづつ空いていました。

いよいよ場内が暗くなり本編が始まりそうになった頃、横の通路からおそらく自分の列に座るのかな?という空気を漂わせた方がいらっしゃいました。2人。

2人…2人連れ?

"すみません…すみません…"と既に座っている横の列の観客の方の前を通りながら、いよいよ僕の席の近くまで来た時、やはりカップル?のお2人とわかりました。でも空いてるのは僕の両サイド。もしかして…

男性が一言"奥行き…"との一声で女性が僕の前を通り左側に座りました。僕も一声、席交代しましょうか?と声をかければよかったのですが、既に本編が始まってしまい、今更な…と思いそのまま鑑賞していました。

男性は比較的静かな方で、むしろ顔を前方から向きを変えない置物のような風貌。反面女性は映画観ながらスマホをいじったり髪の毛をいじったり忙しない感じで、でもコメディ映画ならではの笑えるところは口を押さえながらも笑いを噛み締めていました。

と、ここまで書けばよくあるシーンを想像されますが、この鑑賞中女性がスマホをいじるのがどうしても気になってしまいました。最初はマナーとしてどうかな…と思っていたのですが、少し様子を伺っていると、女性がスマホをいじり終えると男性のスマホが鳴る。で、また女性がスマホをいじり終えると男性のスマホが鳴る…が繰り返されていました。

よくよく考えれば席が離れてしまって、話もできない環境の中でのツールとしてのメール交換と思えますが(映画中はお静かに)、この一連の流れに僕のマイナス思考が働いたのです。

このやり取り、もしかして…

 

【ここから僕の負の妄想】僕が女性に対してイタズラをして、その度に男性に助けのメールを打ち、映画が終わった時に男性から"よくもウチの者に手ぇ出しやがったなー!"と言いががりをつけられるのではないだろうか、と!

たまたま両サイドが空いてる席を見つけて、イイ鴨見つけた!と言わんばかりに、ふんだんに巻き上げられるんじゃなかろうかと勝手な想像をしていました。実際映画どころじゃなかったし、身体的にもトイレにも行きたくなっていたのでエンドロールになった瞬間に席を立とう!とも考えていました。

現に僕はゲイで女性に興味はなく、もしそんな展開になったら警官の前とかでカムアしなきゃいけないのー!?で誰か証明してくれそうな友達数名を頭の中で数えていましたww

 

まぁ、そんな想像は現実的でなく僕の負の妄想の暴走にすぎなかったのですが、手は汗でビッショリでした。

両サイドの男女は本編が終わると同時に僕よりも先に席を立ち、エンドロール後まで席にいた僕はゆっくりトイレに行ったのでした。

(三谷氏映画とても面白かったです)